I'm crazy about Shinjuku VOL.1

東京カルチャーを追い続けるティファニー・ゴドイは、時間移動するように新宿を遊ぶ

外国人が夢中になる新宿遊びスポット


今回のSPOT

クリエイティブな活動をする外国人の視点で、新宿の遊び場を紹介する企画、第1弾のゲストは、国内外でマルチな活動を繰り広げ、クリエイティブユニット「EROTYKA TOKYO PARIS」として東京カルチャーを世界に発信するティファニー・ゴドイさん。日本の文化の勉強と研究を目的に、1997年に初めて訪れた東京・新宿を「高層ビルの間に神社があるなど、今までに見たことのない風景が並ぶ新宿に感動した」と振り返ります。日本の喫茶店文化から、昭和の文化・芸術までもこよなく愛する彼女が、東京カルチャーのルーツがわかるスポットから、日本人独特のマニアな目利きを評価するナチュラルビューティの新たな聖地まで、ガイドしてくれました。


☆ PROFILE ☆

ティファニー・ゴドイ

1997年に来日し、『Composite』そして後に『Studio Voice』のエディターとして活動を始める。『style.com』『New York Times』ライター、『WWD』リポーター、『Studio Voice Man』クリエイティブ・ディレクターとしても活躍。原宿発信のストリートファッションの歴史を網羅した『Style Deficit Disorder (Chronicle Books, 2007)』『Japanese Goth (Universe,2009)』 を刊行。2010年よりアートディレクターの米津智行とのクリエイティブユニット「EROTYKA TOKYO PARIS」として、創刊したファッション誌『The Reality Show Magazine』の編集長兼クリエイティブ・ディレクターも務めている。


SPOT
01

DUG (ダグ)

日本独特のジャズ喫茶文化の雰囲気に、静かに浸れる名店

「日本ならではの喫茶店文化に魅力を感じる」という彼女。ジャズミュージックが好きということもあり、靖国通り沿いにあるジャズ喫茶の名店「DUG (ダグ)」を新宿での休憩場所としてしばしば利用しているとのこと。コーヒーはもちろん、カクテル100種類のほかベルギー白生ビールなど豊富な種類のお酒を取り揃え、煉瓦造りの薄明かりの店内で、独特の落ち着いた雰囲気を味わうことができます。ジャズ喫茶「DUG」は、半世紀にわたり日本のジャズシーンを根底で支え続けている写真家の中平穂積がオーナーのお店。店名の「DUG」は、マイルス・デイビスのアルバム『DIG』の過去形として、欧米文学、ジャズ、映画の評論家として知られる植草甚一が命名したもの。

昼はカフェ、夜はバー。薄明かりの店内でしっとり味わうスイーツは絶品

ジャズ写真界のパイオニアでもあるオーナーが撮影した伝説のジャズメンたち

「店内で流れるジャズはもちろん、雑貨やインテリア、お店のタイポグラフィーまで、すべてにこだわりとセンスを感じる」と語る彼女。壁に飾られている マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、アート・ブレイキー などの貴重な写真はギャラリーとしての価値もあり。写真はすべてオーナーであり写真家の中平穂積が撮影したもの。昭和を代表する文化人が多く集った DUG は、東京カルチャーのルーツを知る意味でも欠かせない最重要スポットの1つ。

ジャズと喫茶店、大好きな2つに浸れるし、店内にあるすべてのデザインがかっこいい

スポット名
:DUG (ダグ)
住所
:東京都新宿区新宿3-15-12
電話番号
:03-3354-7776
営業時間
:[月 - 土] 12:00 - 26:00 [日・祝] 12:00 - 23:30
定休日
:無休
URL
http://www.dug.co.jp

SPOT
02

新宿ゴールデン街

日本のファッション、カルチャーのルーツにどっぷり浸れるディープスポット

「フレンドリーな雰囲気や古い路地がいかにも東京的と感じさせられる」と、今、六本木に匹敵する外国人観光客のナイトスポットとして人気急増のゴールデン街。彼女も虜になっているひとりですが、その楽しみ方は、よりディープなアプローチです。写真家の荒木経惟、森山大道、ファッションデザイナーの菊池武夫…、かつての芸術家やファッション業界人の著名人がよく遊んでいたことでも有名なこの街を、日本のファッション、カルチャーのルーツにタイムスリップする感覚と、面白い趣味趣向や個性を持った店主たちとの情報交換を求めて探索。色濃く趣味が表れた看板や外装・内装をウォッチするのも楽しい。

演劇ポスター、モノクロ写真、手書きのサイン…昭和のセンスが最高にクール

個性溢れるママやマスターとのディープな会話が楽しい

時代の流れに置いていかれたかのようなノスタルジー漂うエリアに、ロックバー、演劇バー、漫画アニメバー、レトロゲームバーなど、多彩なジャンルの店が約270件もひしめく。昭和演劇のポスターがあちこちに、洗濯機が無造作に置かれていたり、人参がぶら下がっていたり、馬の大きなモノクロの写真が飾られていたりする路地を、彼女は、まるでミュージアムを巡るかのように鑑賞。気さくにママやマスターに声をかけ、ディープな会話も楽しんでいました。

今では渋谷や原宿に波及した東京のファッション、カルチャーも、ルーツは新宿。昭和の芸術・文化のセンスもあちこちに感じられて最高にクールだわ。

スポット名
:新宿ゴールデン街
住所
:東京都新宿区歌舞伎町一丁目にある飲食店街

SPOT
03

伊勢丹新宿店 ビューティアポセカリー

日本人独特の思想・スタンス・審美眼で、世界でも類をみない美の聖地を創造

世界を飛び回っている彼女にとって、短い滞在時間で東京のトレンドを把握したいときに必ず訪れるのが、伊勢丹新宿店。なかでも、本館地下2階に位置する「ビューティアポセカリー」がお気に入りとのこと。「日本ならではのインナービューティの思想や、デイリーケアへのスタンスも感じられるし、なにより日本人ならではのモノに対するマニアなまでの審美眼が表れている」と、世界100ヵ国以上から厳選されたナチュラルコスメやフードの品揃え、さらには漢方やハーブ、サプリメントまで提案するユニークなアプローチを評価します。フロア専門のコンシェルジュが相談にのってくれるサービスが嬉しい。

本やカフェ、スパやクリニックなども併設し、身体の内側からも外側からも美のサポートをお手伝い

漢方・ハーブ・サプリメント…まで、綺麗になるための豊富なアプローチ

フロアには、本やカフェなど、ライフスタイルとしての美の提案もあるほか、スパやクリニックの機能までをも併設。「海外とくらべてもここまで品揃えをしている場所はないし、日本ならではのデイリーケアの勉強にもなるわ」と、日本文化の研究もライフワークとする彼女は、学びという視点でもこのフロアを楽しんでいるとのこと。商品の入れ替わりが早く、来るたびに変わるディスプレイや、新たな発見が潜んでいるのも、美の聖地と表される所以です。

海外のビューティストアと比べて、日本の特徴はインナービューティも重視したセレクトをしていることです。さまざまなナチュラルフードやお茶などを飲むことができるのも魅力的。

スポット名
:伊勢丹新宿店 ビューティアポセカリー
住所
:東京都新宿区新宿3-14-1
電話番号
:03-3352-1111(大代表)
営業時間
:10:30 - 20:00
定休日
:無休
URL
http://www.isetan.co.jp/

SNAP

新宿という街は、実は日々のライフスタイルとはあまり接点がないエリア。だからこそここに来ると、さまざまな人、店、文化があることを再認識できます。私にとって新宿は、日常を離れてフレッシュな気分になれて、いつでもインスピレーションを与えてくれる場所です。


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