CINRA.NET Special Collaboration

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蔦の絡まるフラワーショップで、心ときめく花選び

ハナミドリ西新宿五丁目駅近くの閑静なエリアで目を惹く、絵画の世界から出てきたかのようなお花屋さん「ハナミドリ」。中をのぞくと、可愛らしいミニチュアダックスフンドとオーナーのミドリさんがお出迎え。「花屋でずっと働いていましたが、まるでお屋敷のようなこの家に一目惚れして、独立を決めました」とミドリさん。相談があれば冠婚葬祭の依頼にも対応しているそう。

maegami:きれいなお花、せっかくだから買っていこうかしら。
前田:そうしましょう! maegamiさんは、いつも素敵なお花のモチーフを描いていますよね。きっとお花を一つひとつ描く時間が楽しくて仕方ないだろうなと想像しています。
maegami:そうなの。家にもお花をたくさん飾っていて、玄関、台所、リビング、仕事場などいろんなところで愛でています。仕事がどんなに忙しくても、お花の水やりだけは絶やさないようにしていて。お花の状態が、自分自身のバロメーターになっているのかもしれないですね。

maegami:エマちゃんはどんなお花が好き?
前田:バラが好きですね。くすんでいる色のものや、グラデーションがかかった色合いが好きなんです。maegamiさんはどんなふうにお花を選びますか?
maegami:その日そのときの気分、そして直感で選びます。今日だったら、いま着ているワンピースに似合うお花がいいかな。
前田:わたしもいまの服に合う色のチューリップが気に入りました。お花は人にプレゼントすることが多いから、たまには自分のために買うのもいいですね。

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フルーツたっぷり。女ごころをくすぐるスイーツに舌鼓

果実園リーベル 新宿店目黒に本店を構える老舗フルーツパーラーが、2016年7月、新宿南口にオープンした「果実園リーベル 新宿店」。ここには、季節のフルーツをたっぷり使用したパフェ、名物のパンケーキなど、目移りしてしまうスイーツが並ぶ。オーナーの長嶺さんが自ら目利きをして仕入れるフルーツは、どれも食べごろで甘味豊か。じつは、スイーツ以外の洋食メニューも充実しており、食事利用にもうってつけ。ママ友やOL、親子連れなど、多く女性でにぎわう店内は、さながら秘密の花園のようだ。

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サブカルチャー・現代美術のいまを知るならこの眼科へ

新宿眼科画廊4つのスペースで、写真や絵画の展示、演劇などを行う新宿眼科画廊。マンガやアニメといったサブカルチャー色の強い作家の展示も多い。「すぐに素晴らしいとわかるものだけでなく、どこか違和感が残ったり、まだあまり知られていなかったりする作品も幅広く選びたいんです。さまざまな価値観が混ざる新宿らしいスペースにできれば」と、キュレーターの田中さんは語る。「新宿眼科画廊」という名前には、目の保養になる場所であるようにという意味が込められており、診療は行わないが時代の感性を養うことができるスポットだ。

田中:この作品は、コンピュータグラフィックみたいに見えますが、よく見るとアクリル絵の具で描かれているんです。
maegami:本当だ。どこか宇宙を感じさせますね。自分が描く絵とは違う作風ですが、人の作品を見るのは刺激になります。
田中:maegamiさんは、いまは鉛筆のイラストレーションが多いんでしょうか?
maegami:昔はコラージュ作品も制作していたんですが、いろいろ試して、いまの表現が「残った」という感じです。でも、刺繍で作品を制作することもありますし、平面表現にこだわっているわけではないんです。
田中:なるほど。新宿眼科画廊でもさまざまな手法の作品を扱っているので、とても興味深いです。

maegami:エマちゃんは、画廊にはよく行くの?
前田:よく行きますね、展示情報もチェックしてます。あと、ウィーンに留学していた頃は、毎日のように画廊でパーティーがあったのでみんなでよく行っていました。当時は、アートが日常にある文化がうらやましかったな。maegamiさんはどうですか?
maegami:最近は、昔に比べて減ったかも。いまは好きな作家の展示だけを狙って行くことが多いなあ。でも、今日みたいにふらっと画廊に来てみると、普段自分が触れないものと出会えるから、刺激になっていいなと思いました。また一緒に来ようね。
前田:わ〜い! 行きましょう!

CINRA.NETでもっとディープに

モデル兼表現者の前田エマ、イラストレーターのmaegamimami、ギャラリーオーナーのたなかちえこという、アートに関わる三人の女性が考える「女の子」のパワーとは? 求められる表現や、女性ならではの感覚など、今の時代を軽やかにサバイブする方法を語る。

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偶然の出会いが、インスピレーションを刺激する街

日々変化し、新しいものが生まれる新宿の街。今回、五感を刺激するスポットを巡ってもらった感想を二人に聞いてみた。maegamimamiさんは、「自分が好きなもの、きれいだと思うものばかりではなく、ノイズや違和感を感じるものにこそ発見があることを思い出した。街にある刺激に触れられて、楽しかった」とのこと。そして、前田エマさんは「普段過ごしている街は、居心地はいいけれど、街ごとになんだか似た雰囲気の人ばかりでどこか均一な感じ。でも、ここにはさまざまな感性の人がいて、それが摩擦し合って新しいものが生まれている感じがする。新宿は忙しい街だから、理由がないと足を運ばないけれど、この街のおもしろい面を知れて好きになれそう」と話す。

さまざまな感性が入り混じり、それがぶつかり合いながら新しいものが生まれている新宿は、アーティストのインスピレーションを刺激してくれる街とも言えるのだろう。最後に訪れた新宿眼科画廊でキュレーターの田中さんを交えて行われた鼎談は、『CINRA.NET』で読むことができます。

新宿を感じるアート

新宿は空がせまい
ビルという山に囲まれた
小さなお楽しみがちょこまかある
変テコな東京(前田)

新宿のいろんなものが混ざり合うイメージを交差点とビルで描きました。(maegami)